昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Mar.2006
ドラマティックに恋して
♪波乱万丈 あっという間の一生
普通に生きてるとドラマティックな場面などそうそうないけれど、TVなら何人分も多味わえてしまうのだ。
▼ドラマティックに恋して
作詞・作曲・唄 広瀬香美
時間よ、とまれ (ときよ、とまれ)1977

『土曜ワイド劇場』の第一作。当初は90分番組だった。

大分県日田市。万年平刑事、杉山(渥美清)はある日、テレビのボクシング中継の画面に長年追い続けて来た殺人犯を見つけた。が、時効は目前で猶予は5日間。上京して追いつめた国崎(小林桂樹)は過去を消して著名な有力者になっていた・・

よれよれのレインコートを着た田舎刑事は、当時人気のあった『刑事コロンボ』を連想させた。渥美清は朴訥とした職人肌の刑事を、時にコミカルに時に真摯に見事に演じた・・というより、渥美を念頭においた本だったのだろう。掛け替えのない、とはこの事だ。

事件の背景には戦争が暗い影を落としていた。 戦後30年。このドラマをはさんで公開された『砂の器』、『人間の証明』と同様に、憎むべき犯罪は一人の人間が抗えない運命を背負いながら懸命に生きた証でもあった。

ラスト。地道に犯人を追いつめるも、時効の壁に万事窮すとなった杉山。見ているほうも「時間よ、とまれ」と祈りたくなるが・・

1977年度芸術祭優秀賞受賞。シリーズ化され、三本制作された。 渥美はこのドラマの後、木曜ゴールデンドラマ『花嫁の父』(1981) を最後にブラウン管から姿を消した。
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渥美清のフーテン人生論>>


▼1977.7.2
土曜日 21:00〜22:24
キー局 :ANB
出演:渥美清、小林桂樹
高橋洋子、 市原悦子、三谷昇


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