『熱中時代』といえば、水谷豊演ずる熱血“北野広大”先生だが、教師編の第1シリーズと第2シリーズの間に刑事編があった。
新米刑事、タケシ(北野タケシじゃ、ツービートなので別の姓だったと思う)の活躍をコミカルに描くドラマ。
オープニングでは映画『ボルサリーノ』ばりのチョークストライプのスーツを着た水谷豊が画面の奥から歩いてくる。画面の中央に電話ボックス。脇には愛車スバル360が停まっていた。
流れるテーマ・ソングは自ら歌う『カリフォルニア・コネクション』。ヒットして、当時全盛期だった『ザ・ベスト・テン』に生出演した。
70〜80年代に青春時代を過ごした世代をシラケ世代と呼ぶ。全共闘世代と比較して無理やり名付けた感があり、実体はないと思う。唯一の歴史的事実はバラエティ番組『みごろ!たべごろ!笑いごろ!!』に“シラケ鳥”が飛んだことだろう。
フィーバーという流行語が『熱中時代』教師編の主題歌に使われ、熱血教師のドラマのヒットは『三年B組金八先生』のさきがけとなった。
番組の内容は『ダーティ・ハリー』のキャラハン警部を思わせるスチールからイメージされる派手な活劇ではなく、唯一、カリフォルニア・コネクションを感じたのは、ハリウッド女優というフレコミのヒロイン、ミッキー・マッケンジーだった。
ミッキー(劇中でも同名)とタケシは、シリーズが始まって間もなく結婚する。ミッキーの「てけぃ〜しぃ〜」というセリフが耳に残っている。風貌は川崎麻代夫人をタテヨコ変倍した感じ。話し方はそっくりだった。
二人は番組終了後、実生活でも結婚し、後に離婚。“熱中”水谷は“シラケ鳥”伊藤蘭と結ばれた。
《主題歌・歌詞》
ジグザグ気取った都会の街並 振り向いた君の笑顔が揺れるよ