アメリカかぶれ
♪アメリカはいつも教科書だったよ 〜懐かしの海外ドラマ |
▼アメリカかぶれ 作詞・秋元康/作曲・塩塚博/唄・郷ひろみ |
刑事コロンボ 別れのワイン 1974年6月29日放送
1972年に放映開始された『刑事コロンボ』は、それまで一般的ではなかった倒序形式の推理ドラマが新鮮で、何よりピーター・フォークが演じたコロンボ刑事(正しくは警部補)のキャラクターが魅力的だった。『別れのワイン』はコロンボシリーズで最も好きな作品のひとつ。 ワインをこよなく愛するカッシーニ・ワイナリーの経営者エイドリアンは、会社を身売りするという弟リックと言い争いになり、殴り倒してワイン倉庫に閉じこめたままニューヨークへ出かける・・・ 『刑事コロンボ』に出てくる犯人は金持ちのイケ好かない野郎(なぜかモミアゲが長く、茶のジャケット)が多いが、本作ではそっちが殺され、善人にしか見えないほうが犯人だった。 犯人役のドナルド・プレザンスを映画『大脱走』にいい人だと刷り込まれていたせいもあるが・・ 原題の“Any Old Port In A Storm”は、ラストに使われるポルト(ポートワイン)を慣用句の“any port in a storm”(窮余の策)にひっかけてある。 ![]() 『刑事コロンボ』はNHKで放映されたのでCMが入らなかった。犯行は冒頭に行われるので、その背景は駆け足で描写される。また、推理の伏線も張られるので特に前半の密度が高く目が離せない。 途中トイレに立てないので事前に用を足し、飲み物や食べ物を準備して鑑賞したものだ。この緊張感やワクワク感は、録画もレンタルも簡単に手に入る今では味わえなくなった。 ラストシーンで「別れのワイン」を酌み交わすコロンボは明らかに飲酒運転で、しかも行き先は警察署なのだが、さすがカリフォルニアワインのお膝元、*罪にはならないのだった。 (*制作当時) 《余談》 コロンボといえばお正月の『新春スターかくし芸大会』の井上順。 当時、外国人の扮装をさせるとピカイチだった。井上は「別れのワイン」の放映当時には、世界初フラッシュ内蔵カメラ「ピッカリコニカ」のCMに出ていた。 「ジャーニーコニカ」のCMでは 「じゃ〜に〜(じゃあね)」 といってたが、芸風は今も変わらない。 |
▼刑事コロンボ![]() ![]() ![]() ▲全45話を完全収録でお買い得 Columbo : Any Old Port In A Storm/1973 放送局 :NHK 出演: ピーター・フォーク、ドナルド・プレザンス ジュリー・ハリス、 ゲーリー・コンウェイ ダナ・エルカー ![]() ![]() ▼懐かしの海外ドラマ・目次 57 名犬ラッシー 57 ヘッケルとジャッケル 59 ポパイ 63 どらねこ大将 64 クマゴロー 64 トムとジェリー 64 逃亡者 64 原子力潜水艦シービュー号 65 ギジェットは15歳 65 ナポレオン・ソロ 66 奥さまは魔女 66 宇宙家族ロビンソン 67 ターザン 68 大魔王シャザーン 68 ザ・モンキーズ 70 謎の円盤UFO 72 燃えよカンフー 74 刑事コロンボ 海外ドラマリスト 1964年 懐かしのTV番組目次>> トップページ>> |
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刑事コロンボ 第一期放映リスト
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