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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/03/7
博多味恋
子供時代を過ごした福岡の食べ物にまつわるエッセイ。
▼博多みれん
作詞・鳳司哲夫/ 作曲・荒井英一/唄・野口五郎
長崎物語

長崎から船に乗って神戸についた〜♪

『よこはまたそがれ』に続く、五木ひろしのセカンドシングルで歌われる航路は実在しないが、横浜から神戸を経由して長崎についたお菓子がある。銘菓『長崎物語』だ。

『長崎物語』はバウムクーヘンにバタークリームを詰めた洋菓子で、昭和42年に発売された。観光土産の洋菓子といえばクッキーやサブレの時代に、目新しさが際立っていた。

福岡でもTVCMが流れ、今まで味わったことのない美味しさと相まって、長崎土産の定番となった。福岡の小学生の修学旅行は長崎〜雲仙がお決まりのコースで、私は迷わず長崎物語を買った。グラバー園は無く、グラバー邸だけの時代だ。
当時の洋菓子の銘菓といえば、和菓子の老舗が時代に合わせて商品開発というのが一般的だったが、『長崎物語』は何の前触れも無く現れた。発売元の唐草の沿革にも誕生の経緯については記述が無い。

お菓子の完成度も、40年前のデザインとは信じ難い洒落たパッケージも、とても素人がいきなり企画したものとは思えず、お菓子の商売に精通した人物が関わっていたのだろう。

そして、その発想の元となったのは神戸と長崎の伝統菓子で、二つを結びつけたのが間にある博多の銘菓だったのではないかと想像する。

日本のバウムクーヘンはドイツ人ユーハイムによって横浜で生まれ、紆余曲折を経て神戸で育ち、高度成長期に婚礼の引き出物として人気となった。

同じ頃、博多の千鳥屋がロールクッキーにバタークリームを詰めた銘菓『チロリアン』を発売し、人気を博していた。地方銘菓も洋菓子の時代を迎えていた。

一方、長崎には江戸時代に対馬で生まれた、餡をカステラ生地で巻いた和洋折衷の『かす巻き』があった。流行のバウムクーヘンで『かす巻き』のアレンジは出来ないか? 中に詰める洋風のものはないか?

神戸と長崎を結ぶ線上に浮かんだのが『チロリアン』だった。

『長崎物語』は清張の『点と線』 の舞台、福岡で発想された銘菓なのではないか、というのが私の推理だ。

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長崎物語

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