昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Jul.2003
ぽむぽむのなつかし日記  7

華麗なる?雑貨遍歴 〜1

子供にとって身近な存在、文房具。 今回は昭和40年代の文房具について書いてみよう。

安価で、子供のお小遣いでも手に入れやすく、その上オモチャやお菓子と違って親の理解も得易い、そんなお楽しみグッズ、それが文房具である。 子供の頃から収集癖のあったわたしは、当然のことながらこれらの商品にはまった。

懐具合を考えて、はまったのは主に安価な消しゴムと鉛筆である。どちらも、当時の価格帯は10円〜50円。小学三年生当時、一日のお小遣いが25円だったので、おやつを我慢すれば手に入る幸せだったのである。

この頃の文房具の特徴といえば、女の子用なら「香り付き」であろう、消しゴム鉛筆はもちろん、おりがみ、シール、雑誌の付録と、香り付きグッズの幅は広く、香りの種類も、花の香り、フルーツの香り、コーヒーの香り・・様々なバリエーションに富んでいた。 特に消しゴムは香り、色柄、形ともに豊富で、買い集める際は相当迷ったものである。

さて、コレクションといっても子供時代のことなので、大量に集めるのは難しかった。持てるのはせいぜい10個が限度である。それでもかなりリッチな気分に浸れたので、生まれながらに安上がりな女だったようだ。

その厳選された10個の中でも、手元において置けるのはせいぜい3個である。机もカバンも毎日母の点検がはいったので、3個以上持つのは無駄遣いとして叱られるため、(本当は1個だけと決められていたのだが、 消えないだの忘れた時の予備だのと、あれこれへ理屈を付けて言いくるめていた)残り7個のコレクションは屋外の秘密基地に隠すことにする。

10個の内わけはこうである。

  1. 親から買い与えられた生消しゴム
  2. 昔からの定番商品:出始めのプラスチック消しゴム
  3. お気に入りNo.1チョコレートの香り付き消しゴム
  4. ブーム真っ盛りパ ンダちゃん柄のケースつき消しゴム
  5. お掃除用ブラシケースに入った便利?消しゴム
  6. 珍しい、マーブル模様でバニラの香りのピンク
  7. 同じく、ブルー
  8. 奇抜な所では、鍋でゆでて自分で作るタイプの粘土状消しゴム
  9. 透明で中に色とりどりのキラキラしたラメ風のものがはいった、 フルーツの香りのするもの
  10. エンピツ状で紐が出ていて、紐を引っ張ってむいていくと中の芯になった消しゴムが現れてくるお楽しみタイプ

この厳選された中からさらに厳選して3個だけを手元に残すのは、結構、悩む作業だった… というのも、3個の内2個は 選択の余地がなかったからである。

親に貰った生消しゴム・・これは手元において置く必要があった。美しくもなく、香りもよくないし、その上消えない… 良いとこなしだが、義理である。

もう一つはプラスチック消しゴム。これは完全に実用一点張り…楽しくはないが、本来の消すという作業には一番向いていた。(特にお絵かきのときには重宝したので 外せない実力者である。)

3個目にしてやっと好みで選べるのだが、これが決められない… 何しろ、一度決めたら、そうちょくちょく取り替えられないのである。そんな事しようものなら、何個も持っているのがバレバレで、大目玉は目に見えている。


コラムニスト ぽむ

昭和39年 長崎生まれ。 元気いっぱいの女の子でした。動物・海・読書が好き。


▼チョコとバニラ
実は、あまりにも美味しそうな匂いだったため、噛り付いた前科が(^O^)



▼ユニ坊主
当時、三菱鉛筆をダース買いするとおまけで付いて来る、『三菱ユニ坊主』という消しゴムがあったんだけど、何しろ高過ぎて買えず、CMを食い入るように見ていた思い出があります。
「消しにくーーい でも丸くってとってもカワイイーーの」
とか何とか言いながら、手のひらの上で、(‥)(: )(¨)( :)(‥)))))コロコロ転がしてる映像でした。 まぼろしの商品です。ほしかったなーー



▼答案用紙を破く
天然ゴムの消しゴム。 消しゴムが黒く、てかてかになるばかりでなかなか消えません。 小学生の時は、テスト用紙がすべて印刷物の上質紙だったので 大丈夫だったんですが、中学になるとなぜかわら半紙のガリ版のテストになって破れやすくて苦労しました。


▼パンダちゃん



INDEX
まんが遍歴〜小3
まんが遍歴〜少女マンガ
まんが遍歴〜和田慎二
お絵かきDNA-1
お絵かきDNA-2
お絵かきDNA-3
雑貨遍歴 1
雑貨遍歴 2
雑貨遍歴 3
年の瀬カンフー
年の初めの
魔窟商店街 1
魔窟商店街 2
入学準備特大号
給食時代 1
夏休みの日記

悩みに悩んだ末最終選考に残ったのが、チョコの香りとバニラの香りのピンク… (お菓子についても厳しい制限を受けていたので、この二つの香りは永遠の憧れであった。)

最終的にはチョコが勝利し、バニラは放課後の楽しみとなる。 かくして、難関を突破してチョコが学校のお供になるのである。

時々思い出しては、筆箱から取り出し香りを楽しむ。授業中でもコッソリやるなら咎められない密かな楽しみであったが、一歩間違えると危ないジャンキーである・・


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