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Updated 2009/02/21
アニメの中の愛しい動物たち
アニメの中には、動物がいっぱい!

実写では少々撮影困難な、シャツの中に住む平面ガエルや、帽子を被って電車に乗るパンダも、画面狭しと生き生きと動き回ります。 ああ、あんな動物が自分の傍にいてくれたら… そう思ったことが誰しも一度くらいはあったでしょう。

『バビル二世』のロデム。
美しい女性の姿で甲斐甲斐しく超能力少年の世話を焼く黒豹。
『新造人間キャシャーン』のフレンダー。
様々な形態にチェンジして、陸海空、キャシャーンを助けて戦う忠犬。
『となりのトトロ』のトトロ。
独楽に乗って空中散歩をさせてくれる、へんないきもの。

どれも愛しいけれど、如何せん家で飼うには無理がありそうです。 そこで、もう少し絞って生身の動物たちを思い出してみたいと思います。 動物が主人公のパートナーとして感動を与えてくれるアニメ… と言えば、"日本アニメーション" 。

Author :ヤマネコ

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▼日本アニメーション
http://www.nippon-animation.co.jp/
『フランダースの犬』
貧しい少年ネロと、金物屋に捨てられた犬のパトラッシュのお話。

これでもかと畳み掛けるように描かれるネロの貧しさと、襲いくる不幸。 その中で、寄り添うように生きるネロとパトラッシュの姿は、飼い主とペットと言うより唯一無二の家族。

最終回は、このラストシーンで涙しない奴は人間じゃねえ!叩っ斬ってやる! と言う位の傑作。 教会のルーベンスの絵の前で、折り重なるように倒れるネロとパトラッシュ。

「お前はいつまでも僕と一緒だって…」
薄幸な幼い命、けれど友(パトラッシュ)と旅立てたことが唯一の救い …。

ベルギーのアントワープには、ネロとパトラッシュの銅像があるそうです。
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▼ノートルダム大聖堂
1352年に建造が開始され、1520年に完成したネーデルラント地方最大のゴシック教会堂。 堂内には「キリスト降架」、「キリスト磔刑図」、「聖母被昇天」、「キリスト復活」など、ルーベンスの数々の傑作があります。
『あらいぐまラスカル』
猟師の撃ったあらいぐまには赤ん坊がいた。 スターリング少年は、その子にラスカルと名付け、親代わりとなって育てる。

これはよくある設定ですね。 こういう時の猟師は悪者になってしまいますが、猟師はそれで生計を立て家族を養っているわけで、一概に非難はできません。

ともあれ、すくすくと育ったラスカルはやんちゃでいたずらっ子。 かわいらしさの極地。 (ラスカルと言う名前は、やんちゃ坊主という意味です) その楽しい日々を壊したのは、たまたま貰った一本のトウモロコシでした。 その味が忘れられないラスカルは畑を荒らし、害獣と決め付けられてしまうのです。

以来、外に出る時は首輪と紐で繋がれ、普段は檻の中に入れられることになります。 空を飛ぶカラスを羨ましそうに眺めるラスカルは、野生動物を飼う難しさを訴えて、胸が痛くなります。

結局、スターリングはラスカルを森へと返すことに決めました。
物語の中盤で一度森へ返そうとした時は、川を渡って戻ってきてしまったラスカルが、最終回では自分からスターリングの元を離れて雌のアライグマのところへと泳ぎます。

「さようなら、ラスカル!元気で暮らせよー!」
スターングの声が月夜の湖に響いて…。

野生動物は野生で暮らすのが一番の幸せ。 当たり前のことですが、見た目のかわいらしさや希少価値から、無理に人間社会の中で飼われている動物たちも数多くいます。
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▼アライグマ
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和 名:アライグマ(食肉目 アライグマ科)
学 名:Procyon lotor
英 名:Common Raccoon
生息地:北アメリカや中央アメリカの森林から市街地近くまで。

ラスカルの絵はレッサーパンダに近い。
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最初はラスカルも目の周りの黒いアライグマだったが、「このまま成長すると顔がこわくなる」という意見があり、白くしたらしい。

動物園でがっかりしたお友達も沢山いたことでしょう。期待されて一番がっかりしたのは、アライグマさんでしょうけど。


▼声の出演は黒柳徹子
『大草原の小さな天使・ブッシュベイビー』
これも母親を殺されてしまったブッシュベイビーの赤ちゃんを育てるという、『ラスカル』と同じような設定です。

違うのは、これが密猟者の手によってなされたということ。 主人公の女の子、ジャッキーの父親が野生動物保護官ということもあって、『ラスカル』よりハードに人間と野生動物の共存が描かれます。 舞台もアフリカです。

ブッシュベイビーの赤ちゃん(マーフィ)が、最初のミルクを飲むまでの話が 「ああ、なぜ飲んでくれないの?死んじゃうわ」で、やきもき。

成長したマーフィが、離れ離れになってしまったジャッキーと父親のために崩れかけた鉄塔の給水パイプの中を往復する姿に、はらはら。

イギリスへ帰る時に、わざわざ申請して手に入れたマーフィの国外持ち出し許可証を破り捨てて、マーフィを置いていくジャッキーの成長に、 うるうる。

いや〜、アニメって本当にいいもんですね!
その破り捨てた許可証が輝く蝶になって、ブッシュベイビーの仲間の元へとマーフィを誘うシーンが美しく、印象的でした。

「マーフィはきっと生きていけるわ。私、信じてる!」
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▼ブッシュベイビー
原猿亜目ロリス科ガラゴ亜科ショウガラゴ

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原作はウィリアム・スティーヴンソン
1970年にアメリカ映画「ブッシュベイビー」(ジョン・トレント監督)が公開されました。


追記
その他の作品にも、
『アルプスの少女ハイジ』、セントバーナードのヨーゼフ、
『母をたずねて三千里』、ミニモンキーのアメディオ、
『ペリーヌ物語』、犬(ダックスフンド?)のバロン、
『南の虹のルーシー』、ハムスターのモッシュ、
などなど枚挙にいとまないのですが、ただのペットではなく、主人公の親友であり家族であり、時には主人公の活躍以上に見ているものに感動を与えてくれるベスト3として、パトラッシュ・ラスカル・マーフィを挙げてみました。

ただ、TVに出てくる動物はかわいく、賢すぎるが為に罪作りでもあります。 (アニメだけでなく、特撮、ドラマ、映画などいろいろ) それを見て子供が短絡的に「飼いたい!」と言い出すことがあるからです。 親のほうも「じゃ、飼ってみましょうか」と安請け合いをして、ブーム が去ったら世話はおざなり、あげく捨てられてしまう…などということが少なからずあったと聞いています。

動物を飼う時には、その子(あえてこう言わせていただきます)が自分のところで幸せな一生を送れるかよく考え、一緒に暮らすのならばその子が健康で楽しく過ごせるように常に気を配り、天寿を全うするまで慈しむ…  そんな心構えが必要と思います。もちろん、隣人との調和もね。
INDEX
【動物まんがまつり】
本編
フランダースの犬

【まんが悪役列伝】
ハンス・エンゲル
ベルク・カッツェ
プリンス・シャーキン
大将軍ガルーダ
プリンス・ハイネル
その後の美形悪役たち

【タツノコ『三悪志』】
プロローグ
タイムボカン
ヤッターマン
ゼンダマン
オタスケマン
ヤットデタマン
逆転イッパツマン
イタダキマン
怪盗きらめきマン

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