昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update:Dec.2007
ワンダフル・ワールド
どの街を歩けば君に会えるだろう♪
旧筑紫野町・二日市中央通りで暮らした日々の想い出
▼ワンダフル・ワールド
唄・ウルフルズ
石油ストーブ

ストーブをつけたら 曇ったガラス窓♪

我が家へ石油ストーブがやって来たのは昭和38年の暮れだった。テレビ、洗濯機、冷蔵庫。東京オリンピックを目前にして、暮らしは一気に近代化した。

中央通り商店街の私鉄駅寄りに武石(たけいし)百貨店があった。百貨店といっても個人商店で、一階は食品、二階は衣料、三階は家具と電化製品だった。

食卓と椅子、ソファベッド、ストーブもここで買ったのだと思う。サンヨーの赤いストーブは発売されたばかりのキャビネット型で、当時主流だったスタンド型と比べてずいぶんモダンに見えた。

選んだ理由は、その歳に生まれた弟が触ってひっくり返さないように、という思いがあったのかも知れない。見た目は時代を先取りしていたが、カセット式タンクの誕生する前で、扉を開けると給油口があった。

それまでの暖房器具は炬燵と火鉢だったが、ストーブの登場で火鉢の役目はお正月の餅焼きだけになった。思えば、冬に窓が曇るようになったのは、燃えると水蒸気の出る石油ストーブがやって来てからだった。
▼サンヨー 石油ストーブ



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