ワンダフル・ワールド
どの街を歩けば君に会えるだろう♪ 旧筑紫野町・二日市中央通りで暮らした日々の想い出 |
▼ワンダフル・ワールド 唄・ウルフルズ |
不二家ネクターと缶きり
缶入ジュースといえば明治屋のマイジュースだった頃、
東京オリンピックの年に、不二家から新しい飲み物が発売された。ネクターだ。当時の不二家はポパイのスポンサーで、オープニング画面ではペコちゃんポコちゃんが白いセーラー服で船の舵を回していた。『不二家まんが劇場』が藤子不二雄シリーズになるのは翌年のオバQからだった。 その頃の缶ジュースを飲む機会は、お中元にいただくか、行楽に出かけたとき位だった。自販機は無く、持参した生ぬるいジュースを缶にくっついていた缶きりで空けて飲むと、切り口から鉄の味がした。 今では見かけなくなった独特の形の缶切りを捨てるのが惜しくて、遊びに使えないかととっておくのだけど、背を下にして、こだま号に見立てた他に役に立った記憶はない。 ネクターを買ってもらったのは、お出かけの時ではなく普通の日だった。場所は近所の武石百貨店。当時、新しいものは武石か江島屋からやってきた。初めてルックチョコレートを買ってもらったのもここだった。 初夏の晴れた日だったと思う。家に帰って冷蔵庫で冷えるのを待ちきれずに飲んだネクターは、それまで経験したことがない濃厚で甘いものだった。買ってもらった手前、残すわけにもいかず、我慢して飲んだ。 以来、口にしないまま数十年。久しぶりに飲んだネクターには、あの濃厚さも甘さも無く、程よく冷えた缶の上に缶きりは無かった。 |
▼初代ネクター 1964年 発売 商品情報>> ▼缶きり ![]() ▼目次 弁当保温器 全自動たいやき機 サンタはパン屋さん 大掃除の匂い イエス様はガキ大将 火鉢と石油ストーブ アトムかるた 正月にまわるもの 鏡餅の食べ方 ソントンと江島屋 ヴィックスと薬局 アイスペット 不二家ネクターと缶きり バナナと黄色いワーゲン 焼き芋とみりん焼き カレンダーふりかけ 幼稚園のバナナ 昭和の生活コラム 総合目次>> 昭和のエッセイ集トップページ>> |