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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/02/21
ワンダフル・ワールド
どの街を歩けば君に会えるだろう♪
旧筑紫野町・二日市中央通りで暮らした日々の想い出
▼ワンダフル・ワールド
唄・ウルフルズ
正月にまわるもの
いつもより余計に回しております!

海老一染太郎が亡くなって久しい。二人揃っていた頃は正月の空気のような存在で、とりたてて贔屓にしていたわけではないが、片割れだけの姿を見ると悲しくて涙ぐみそうになる。

時の流れは、変わらないもの、変わりゆくもの、双方に感じるものだ。子供時代の正月に変わらず回り続けていたオモチャがあった。

当時の初詣といえば太宰府天満宮だった。 有名であること以上に、家から近かったからだ。敷地内には遊園地『だざいふえん』があり、遠足の定番でもあった。

参道には土産物屋が並び、店先にはオモチャが並んでいた。そこでいつも回っていたのは、遊園地の電車の上をキャラクター人形がグルグル回って飛ぶ、ゼンマイ仕掛けのオモチャだった。

母親にこんなところで買うと割高だと言われ、なぜだか街のオモチャ屋で見ても魅力を感じないので、手に入れることなく大人になってしまった。

もうひとつの回るものは、帰省先の母親の実家の近所にある駄菓子屋で買うヘリコプターのオモチャだ。大牟田市宮坂町、上官の交差点の側に『ひろまつ』という駄菓子屋兼オモチャ屋があった。

盆暮れの帰省の折には、従姉妹達とさんざん通った『ひろまつ』は、初売りは三日以降が多かった時代に、懐の暖かい子供相手に元日から店を開いていた。

お年玉をつぎ込む程のアイテムは置いてなかったので、買うのは皆で同じ物を買って遊べる安いオモチャが多かった。ヘリコプターは本体に輪ゴムを仕込んだ糸巻きで、糸を引くと竹トンボの様にプロペラを飛ばせるオモチャだ。

リリアンやぬりえと同じく、持ち帰ってもいつのまにか無くしてしまうか、次回にわざわざ持参する程のものでもないので、帰省の度に買っていたように思う。

電車まわり(というらしい)は、見かける度に上空を飛ぶキャラクターが流行りのヒーローに変わり、ウルトマンになった頃には興味が失せていた。今の子は、こんな子供だましでは喜ばないだろう。

ヘリコプターは高学年になると遊ばなくなった。今でも同じ物が売られているが、『ひろまつ』はなくなり、実家のあった場所は駐車場になり、従姉妹と駆け回った路地裏もない。


《余談》
染太郎のギャグに、自分を評して「三木鮎郎を派手(歯出)にした」というのがあった。 ネット世代には通じないのか、wikipediaには載っていない。
▼ヨネザワ・電車まわり


▼駄菓子屋のヘリコプター



▼目次
弁当保温器
全自動たいやき機
サンタはパン屋さん
大掃除の匂い
イエス様はガキ大将
火鉢と石油ストーブ
アトムかるた
正月にまわるもの
鏡餅の食べ方
ソントンと江島屋
ヴィックスと薬局
アイスペット
不二家ネクターと缶きり
バナナと黄色いワーゲン
焼き芋とみりん焼き
カレンダーふりかけ
幼稚園のバナナ

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