昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Apr.2006
スタンド・バイ・ミー
私は12歳の時の友人に勝る友人を、その後持ったことがない。
---ゴーディ・ラチャンス
▼スタンド・バイ・ミー
THE BODY:スティーブン・キング著
教鞭 〜黒板ふきの友〜

チイチイパッパ チイチイパッパ♪

今では『雀の学校』の先生だけに許される鞭。私の小学生時代の先生は鞭を持って授業をしていた。

鞭といっても、プラスティックで出来た「魔法使いの杖」に近いもので、把手と棒はねじ込み式で分解出来た。「先が折れたら交換出来るように」という木製時代の名残りだったのかも知れないが、教卓や黒板や出来の悪い生徒の尻を手荒く叩こうとも、決して折れることはなかった。

「教鞭をとる」と表現するように、教師にとっては侍の刀の如く、神聖かつ犯すべからざる存在のはずなのだが、私の学校ではぞんざいに扱われていた。時に「はたき」と化したのだ。

たしか「黒板係」と呼んでいたと思う。授業の合間の休息時間に板書をふき取り、その黒板ふき(黒板消し)を掃除する当番があった。教室の窓・・もちろん廊下側ではない・・から身をのりだして外壁に叩きつけるか、先生の鞭ではたくのだ。

そんな習慣も中学にあがると無くなった。電気『黒板ふきクリーナー 』が登場したからだ。が、教鞭は本来の威厳を取り戻すことは無かった。先生の手には、いつのまにか鞭の代わりにアンテナ状の指示棒があったのだ。

教育現場での絶対正義の象徴でもあった教鞭は、臨機応変に頭をすくめる存在になっていたのだ・・
▼魔法の杖/海外


黒板ふきクリーナー/1969 松下電器


1号機の登場は1965年。

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