昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Mar.2006
スタンド・バイ・ミー
私は12歳の時の友人に勝る友人を、その後持ったことがない。
---ゴーディ・ラチャンス
▼スタンド・バイ・ミー
THE BODY:スティーブン・キング著
土筆 〜春彼岸の友〜

日中を屋内で過ごす事が多くて、桜の開花予報に春を実感してしまう今日この頃だけど、子供時代は視点が低いせいか、春は足元からやって来た。

学校帰りの道端に土筆をみつけると春。花見よりも、お彼岸の墓参りを兼ねたて帰省した先で従姉妹達とツクシやワラビを摘むのが楽しみだった。

里山を登った先の野原が絶好のポイントだった。ワラビの時期にはツクシは終わりかけだったが、子供達はくせの無い土筆のほうが好きなので・・そう、食べるために摘むのだ・・懸命に捜したものだ。

摘んで帰ると、新聞紙を拡げてハカマ取り。お浸しにしてもらった。ワラビは味噌汁に。摘みたての新芽は柔らかくて、山菜蕎麦に入ってる保存食のワラビと同じものとは思えない。

つくし誰の子すぎなの子♪ ツクシが育ってスギナになるのではなくて、スギナと地下で繋がった胞子茎がツクシ。ツクシが枯れてからスギナが芽吹く。ツクシの本体は土の中なので、どれとどれが繋がっているのやら分からない。

従姉妹達とは幼い頃から仲良く育ったが、中学生になってからは疎遠になり、土筆を口にする機会も無くなった。

今、「ツクシとワラビのどっち」と聞かれれば、迷わずワラビを選ぶ。相変わらず花より団子ではあるけれど。
▼土筆



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