紅茶 〜午後の友〜
別れの朝二人は冷めた紅茶飲み干し♪
私の記憶では、歌謡曲に初めて「紅茶」が登場したのはペドロ&カプリシャスの『別れの朝』>>で、子供時代の紅茶はポピュラーではなかった。
紅茶を初めて口にしたのは小学6年生の時。家庭科の調理実習が「サンドイッチと紅茶」だったのだ。ティーバック持参という事で、前日にスーパーで『リプトン・イエローラベル25袋入り』を買った。
試しに家で飲んだ時は角砂糖二つ。授業では砂糖入りのレモンティー。特別に美味しいとは思わなかったが、大人の仲間入りをしたようで、なんとなく誇らしい気分になったものだ。
当時の我が家はケーキを食べる時も緑茶で、紅茶は誰も飲まなかった。 残りの23袋は土曜の午後(当時は週休二日ではなかった)に私の読書の友となった。
初体験の相手に何故リプトンを選んだかと言えば、選択肢が日東紅茶とリプトンしか無かく、リプトンのほうがお洒落に見えたからだ。
ダージリンやオレンジペコ等の種類があるのを知ったのは、74年にトワイニング(片岡物産)の贈答セットをいただいた時だった。
初体験を引きずってるのか、今でもイエローラベルはお気に入りなのだ。
《余談》
家庭科実習のサンドイッチのレシピ。かっこ内の時代背景に注目。
【下ごしらえ】
・半欣を六枚切りにした食パンの耳を落とす(パン屋で切って貰った。サンドイッチ用の薄切りパックは無かった)。
・バターを湯煎する。
・卵を茹で、黄身と白身に分ける。黄身はほぐして、白身はみじん切り。塩(専売公社の食卓塩)胡椒(SBテーブル胡椒)を振り、マヨネーズで和える。
・胡瓜を薄切りにする。
・パンにバターを塗る。
【ハムサンド】
胡瓜を並べ、薄切りハム(パックは無く、肉屋で買う)を乗せ、軽く塩胡椒を振り、マヨネーズを塗る。
【玉子サンド】
和えた卵を乗せる。
・布巾を敷いたまな板に並べ、別のまな板を重石にして、しばらく置く。
・包丁で半分に切り、皿に盛りつける。
ちなみに、当時の一般家庭で作るサンドイッチの具にはチーズは無く、スライスチーズが登場したのは1971年(Q.B.B. )だった。