昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Aug.2006
スタンド・バイ・ミー
私は12歳の時の友人に勝る友人を、その後持ったことがない。
---ゴーディ・ラチャンス
▼スタンド・バイ・ミー
THE BODY:スティーブン・キング著

ラジオ体操 〜夏の朝の友〜

新しい朝が来た♪

けれど、希望の朝ではなかった。せっかくの夏休みだというのに、初日から普段より早起きだ。ラジオ体操へ行かなきゃならなかったのだ。

夏休みに入る前に、学校でラジオ体操の出席カードが配られる。はがき大のカードの表は40日ぶんのスタンプ欄。裏は『ラジオ体操の歌』の歌詞とタケダの『プラッシー 』等の広告と郵便局の『簡易保険』の文字。

そう、主宰は『簡保』なのだ。当時は学校の行事だと信じて疑わなかったので、出席は必須だと思っていた。従姉妹の家に泊まりがけで出かける時はカード持参で、遠慮がちにスタンプを押してもらったものだ。

『ラジオ体操』の由来は逓信省(現・郵政省)が簡易保険を始めた当初、加入者が年寄りか体の弱い人ばかりで採算がとれない事に頭を痛め、米国のラジオ体操(メトロポリタン生命保険会社主催)にならい、 健康増進と保険のイメージアップを狙って始めた『国民保健体操』だ。

1928年11月1日に、昭和天皇即位の大礼記念事業の一つとして、日本放送協会のラジオ放送が始まり、映画、レコードの制作、講演会の開催等の普及活動が行われた。

サボっても、学校の先生に怒られるわけではなかったのだ。知ったのは小学校卒業後17年経ってからで、愕然とした記憶がある・・

現在、住んでいる地域では『ラジオ体操』は夏休みの最初の一週だけだ。しかも、リアルタイムのラジオ放送ではなく録音テープで、開始時間も遅い。

形骸化している小学生の『ラジオ体操』に意義があるとすれば、コミュニケーションの場の提供だろう。

放課後に学年を超えて一緒に遊ぶ事も少なく、私立の学校へ通う子も少なくない今の子にとって、近所の子が一同に会する機会はそうそうないからだ。

▼ラジオ体操



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