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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/02/21
スタンド・バイ・ミー
私は12歳の時の友人に勝る友人を、その後持ったことがない。
---ゴーディ・ラチャンス
▼スタンド・バイ・ミー
THE BODY:スティーブン・キング著
粉ふきいも 〜調理実習の友〜
今夜のメインディッシュはジャガイモ・・と言えば、家族に「欧米か?」とツっこまれそうな今日この頃。戦後、食生活は欧米化したが、ジャガイモは代用食から主食に昇格することは無く、脇役のままだ。

けれども、私と同世代の日本人なら、ジャガイモが檜舞台に立つ場面に居合わせた経験があるはず。小学六年生の二学期の調理実習だ。晴れ姿は『粉ふきいも』だった。

献立は「米飯、豆腐と油揚げの味噌汁、ほうれん草の油炒め、目玉焼き、粉ふきいも」。同世代の誰に聞いても似通った内容だ。理由は文部省の学習指導要領にあった。

小学校の家庭科は昭和22年度に誕生した。当時の指導要領には「簡単な食事の支度」に「蒸しいも 、青菜のひたし、いり卵」の記述がある。昭和33年度の改訂で「ごはん、みそしる、目玉焼、こふきいも、サンドイッチ程度の簡単な日常食の調理を実習させる」となった。

以後この項目は変更されず、平成元年度改訂で「米飯、みそ汁、じゃがいも料理、魚や肉の加工品を使った料理、サンドイッチ、飲み物などの調理ができること」となった。『粉ふきいも』は文部省のお墨付きだったのだ。

いまひとつパンチに欠けるメニューではあったけれど、二時限枠を使った実習は楽しかった。当時の給食に米飯はなく、学校で暖かい御飯が食べられるという喜びは今の子にはわからないだろう。

私のクラスは理科室での実習だった。今では出番の少ない脇役になってしまった『粉ふきいも』を作るとき、ホルマリンや氷酢酸の匂いを思い出してしまうのだ。
▼教科書/昭和40年代

東京書籍・新しい家庭科・6


▼目次

教室のテレビ
ハチドリ
スピログラフ
紅茶
石簑
プラッシー
セイタカアワダチソウ
ひみつ基地
肝油ドロップ
あやとり
大晦日の怪獣映画
粉からし
たどん
恐怖まんが
足踏みミシン
土筆
教鞭
冷凍みかんの袋
いげんは饅頭
15パズル
カラスノエンドウ
噴水ジュースと小便小僧
四つ葉のクローバー
ローマ字
灰皿と蚊取り線香
マクワウリ
アイロンの木箱
ラジオ体操
シャービック
老人と子供のポルカ
ミルクセーキの素
自由自在
カルミン
柱時計
粉ふきいも
7up - セブンアップ
プラネタリウム
こたつ
ママと遊ぼう!ピンポンパン
ロイヤルのフルーツケーキ
レコード大賞
タイムカプセル
フタバスズキリュウ
ほうき
ゴルフ
手作りアイスクリーム
フルーツ牛乳
夏休みの友
入道雲とトマト
時報時計
消しゴム
学研ペンシル・サム
徳用マッチ
ドーナツ
UHFコンバータ
駄菓子屋の提灯
ブラックペニーと郵便番号
学習帳
ヒイラギ
大魔神
高等社会科地図
ホットドッグとアメリカンドッグ
玉羊羹

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