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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/02/21
スタンド・バイ・ミー
私は12歳の時の友人に勝る友人を、その後持ったことがない。
---ゴーディ・ラチャンス
▼スタンド・バイ・ミー
THE BODY:スティーブン・キング著
粉からし 〜おでんの友〜
子供の頃、夕飯のおかずが「おでん」の時は「粉からし」を練るのが私の役目だった。

湯飲み茶碗の中で練り上げ、食卓の上に伏せて置く。 「気が抜けないように」と母親に教わったが、余所の家で「おでん」を食べた事がないので、一般的な流儀なのか、今もって分からない。

「おでん」は地方色ゆたかで、関西では関東煮(かんとうだき)と呼ぶ。私の実家の九州では「おでん」と呼ぶが、子供の頃は「おでん屋」を見た事がなかった。「ちくわぶ」という食べ物が九州に上陸したのは最近の事だ。

ポピュラーじゃなかったせいなのか、普段インスタント食品を使わなかった母親の「おでん」のダシは『明治キンケイおでんの素』だった。懐かしく思って検索してみたら、今風の顆粒に変わったものの、当時のパッケージデザインのまま販売されていた。

味も当時のままなのかは分からないが、「素」という字に「だし」とルビがふってあるのが、おおらかだった昔との一番の相違点かも知れない。ホットケーキミクスのように粉が「おでん」に化けるわけではなかった。

一方、「からし」は1970年に大きな転換期を迎えた。S&B食品がチューブ入りの『洋風ねりからし』を発売したのだ。以後、『ねりわさび』『おろし生ニンニク』『おろし生ショウガ』と続き、共にベストセラーになった。

小学6年生の家庭科実習でサンドイッチに使ったのも「粉からし」だったが、「粉」は私の世代までかも知れない。実家で粉を練らなくなったのがいつかは忘れてしまったが、最後に湯飲み茶碗が伏せてあった食卓は今もう無い。

数年前に「からし蓮根」を作った時に、久しぶりに「粉からし」を買ったら、『S&B粉からし』のパッケージは昔のままだった。薄い金属の封を開けながら、「そういえば、昔の歯磨き粉は文字通り粉だったなぁ」と思った。
▼S&B粉からし/現在


▼明治キンケイおでんの素/昭和40年代

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