昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Nov.2005
スタンド・バイ・ミー
私は12歳の時の友人に勝る友人を、その後持ったことがない。
---ゴーディ・ラチャンス
▼スタンド・バイ・ミー
THE BODY:スティーブン・キング著

ひっつき虫とセイタカアワダチソウ 〜空き地の友〜

運動会も終わり、日が短くなる晩秋。 陽射しを惜しむように、暗くなるまで、ドッジボールや三角ベースボールに興じたものだ。

小学生時代の後半を過ごした土地は郊外のベッドタウンで、手付かずの空き地が沢山あった。ただし、大抵は鉄条網で囲まれていたので、舞台はもっぱら稲刈りの終わった田んぼかアパートの裏庭だった。

外れ玉をとりに鉄条網をくぐると、帰りにはお土産がついてきた。いわゆる「ひっつき虫」と呼ばれる植物の種だ。

「アメリカセンダンクサ」や「オナモミ」、「イノコズチ」。ウールのセーターや靴下によくくっついた。ジーンズやトレーナーが主流になった下の世代には、これほどくっつかなかったに違いない。

そこら中に生えていた「ひっつき虫」だが、いつの頃からか他の植物に置き換わっていった。帰化植物「セイタカアワダチソウ」だ。背丈は2メートルを越え、毒々しい黄色い花をつける。繁殖の勢いは凄まじく、マスコミで問題視されていた記憶がある。

「他の植物を植物を排除して生態系に影響を与える」、「花粉症や喘息の原因」と騒がれたが、「セイタカアワダチソウ」は虫媒花で、花粉が遠くへ飛ぶことは無い。今では濡れ衣だったとされる。

30数年後の今、かつての空き地には隙間無く住宅が建っている。 繁殖力は「セイタカアワダチソウ」の比ではない。

▼アメリカセンダングサアメリカセンダングサ
画像提供:日野の植物>>

▼オナモミ
オナモミ
画像提供:野辺のにぎわい>>

▼オオオナモミ
オナモミ


▼セイタカアワダチソウ
セイタカアワダチソウ
画像提供:フリー写真素材集>>


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