昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Jul.2006
スタンド・バイ・ミー
私は12歳の時の友人に勝る友人を、その後持ったことがない。
---ゴーディ・ラチャンス
▼スタンド・バイ・ミー
THE BODY:スティーブン・キング著
灰皿 〜蚊取り線香の友〜

金鳥の夏 日本の夏 ※※※

美空ひばりのTVCMが始まると、私の子供時代の梅雨は明けた。昭和42年から7年間続いた美空ひばりのシリーズは、私の小学生時代とほぼ重なっている。

夏休みを待ちきれずに駄菓子屋で買ってくる花火。お供は蚊取り線香だった。当時、我が家ではフマキラーの電気蚊取り*『ベープ』を使っていて、蚊取り線香の出番は花火の時くらいだった。屋外では電気が使えないからだ。
(*昭和38年発売 金鳥『電子蚊取り器』は昭和42年)

そして、一緒に登場するのが灰皿。家族に喫煙者がいなかったので、蚊取り線香の受け皿として活躍していた。当時の大衆食堂や旅館に置いてあった、重たいモノで、つまずいてもひっくり返す心配がないのだった。

花火の時の蚊取り線香は、本来の目的とは別に花火に火をつける為でもあった。幼い子供でもマッチを使わなくていいし、ロウソクのように風で消える事もなかった。

小学校を卒業すると、花火をする機会も減り、いつのまにか灰皿も姿を消していた。今では、このタイプの灰皿を見かける事も少なくなった。


《余談》
昭和40年代前半まで、八百屋や魚屋の店先では蚊取り線香が焚かれていたが、やがて電気蚊取りに代わった。主にハエ対策だったと思うが、街中でハエを見かけなくなり、そういう光景は無くなった。
▼灰皿
灰皿

▼ベープ/インドネシア向け
ベープ
発売当初の面影が残っている。

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