スタンド・バイ・ミー
私は12歳の時の友人に勝る友人を、その後持ったことがない。
---ゴーディ・ラチャンス
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▼スタンド・バイ・ミー THE BODY:スティーブン・キング著 |
ハチドリ 〜幻の友〜
そいつを最初に見たのは5年生の秋だった。春に鉄筋コンクリートの新校舎が建って、側に新しい花壇が出来た。夏休み明けに咲いたホウセンカの花の蜜を吸っていたのだ。見つけた瞬間に、あっ!ハチドリだ!と思った。TVの『野性の王国』で知って間もなかった。羽が透けて見えるほど素早く羽ばたく姿はTVで見たのと同じだった。 手にとってみたい衝動に駆られて帽子で追いかけたが、優雅に浮かんでいるように見えて結構素早いのだった。以来、昼休みのたびに花壇へ出かけたが捕まえる事は出来なかった。 募る想いはチルチルミチルの『青い鳥』のように膨らんだが、やがてホウセンカは実を結び、教科書で習った通りにはじけ飛ぶと、ハチドリも見かけなくなった。 一年後。幸せの小鳥は再び同じ花壇にやって来たけれど、結果は同じだった。そして中学生になったある日。ふと思い出して図書室の図鑑で調べてみた。あいつは鳥じゃなく、虫じゃないかと思ったからだ。 案の定、「ホウジャクという蛾の一種で、花の蜜を吸う」とあり、姿も記憶にそっくりだった。「だからと言って蛾と決まったわけではないし、いつか捕まえればわかる事だ」と納得したまま、時は過ぎた。 そして数日前。ネットで「ハチドリ」を検索したら「ハチドリと間違えられやすい生き物」として、あいつの姿が出ているではないか。しかも「ハチドリは日本には生息せず見かける事は万に一つもない」と書いてある。 無邪気に夢を追いかけた日々があって幸せだったじゃないか・・・『青い鳥』の教訓が身につくだけの時間が経っていた。 |
▼ホシホウジャク![]() 学名:Macroglossum stellatarum 分類:鱗翅目スズメガ科ホウジャク亜科 体長:40-50mm 分布:日本全土 ▼目次 蝉 教室のテレビ ハチドリ スピログラフ 紅茶 石簑 プラッシー セイタカアワダチソウ ひみつ基地 肝油ドロップ あやとり 大晦日の怪獣映画 粉からし たどん 恐怖まんが 足踏みミシン 土筆 教鞭 冷凍みかんの袋 いげんは饅頭 15パズル カラスノエンドウ 噴水ジュースと小便小僧 四つ葉のクローバー ローマ字 灰皿と蚊取り線香 マクワウリ アイロンの木箱 ラジオ体操 シャービック 老人と子供のポルカ ミルクセーキの素 自由自在 カルミン 柱時計 粉ふきいも 7up - セブンアップ プラネタリウム こたつ ママと遊ぼう!ピンポンパン ロイヤルのフルーツケーキ レコード大賞 タイムカプセル フタバスズキリュウ ほうき ゴルフ 手作りアイスクリーム フルーツ牛乳 夏休みの友 入道雲とトマト 時報時計 消しゴム 学研ペンシル・サム 徳用マッチ ドーナツ UHFコンバータ 駄菓子屋の提灯 ブラックペニーと郵便番号 学習帳 ヒイラギ 大魔神 高等社会科地図 ホットドッグとアメリカンドッグ 玉羊羹 昭和の生活コラム 総合目次>> 昭和のエッセイ集 トップページ>> |