昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: april.2004
彼氏と彼女の住宅事情 〜70年代 愛の空間史〜
男がいて〜女がいて〜キスが出来るの〜

他には何も要らないのですが、今と違って人前じゃ…って時代でした。 恋する二人の部屋の変遷をタイムトリップしましょう。
▼歌謡曲
ここでは日本語で歌う曲はすべて歌謡曲として扱います。

▼男がいて〜
HOW!ワンダフル/倉田まり子
作詞・山上路夫/作曲・都倉俊一

あなた: 時/1973年 場所/夢の中

1973年にポプコン全国大会優勝、第4回世界歌謡祭最優秀グランプリ受賞。

もしあの時、こうだったら… 誰しも一度は考えることでしょう。 『あなた』の「私」は過去を振り返っているのでしょうか?

英文法の仮定法(過去形=実現不可能な事柄)のような気がします。想像の未来から過去=現在を振り返る。いわば、心象風景ならぬ心象時制。そもそも、「あなた」はいないのかもしれません。

さて、舞台は少女の夢の中。

歌詞の家は、まるで心理テストの絵のよう。大きな窓は愛情の大きさを、小さなドアは対象への独占願望を表します(根拠ありません)。

「まっ赤なバラ」の花言葉は「あなたを愛します。」、パンジーは「私を想って下さい。」 「家の外では坊やが遊び」と、たたみかけます。

17才の少女の完全なる家族計画。 彼氏が逃げ出したのもわかる気がします。


《余談》
歌詞の子犬の犬種はなんだったのでしょう?
当時、「動く宝石」と言われて人気が出始めたのはヨークシャーテリア。TVドラマ『ガードドッグ』(1970/日本テレビ)のラブラドール・レトリバーも人気がありました。
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