梅ヶ枝餅:飛梅/1977
さだまさしのセカンドアルバム『風見鶏』に収録。
心字池にかかる 三つの赤い橋は〜♪
舞台は福岡県の太宰府天満宮です。子供時代の大半を福岡で過ごした私には馴染み深い場所で、この曲を聴くと情景が鮮明に思い浮かびます。
曲名の『飛梅』は天満宮の境内にある菅原道真公ゆかりの梅の古木で、一月に開花します。なので、歌詞の季節は春ですが、新春にこの曲を思い出します。
君は御籤を引いて大吉が出る迄と も一度引き直したね♪
太宰府天満宮のおみくじは「凶」も出ますが、「大吉」にはこの曲のテーマとなった道真公の「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」が書いてあります。
君がひとつ僕が半分 梅ヶ枝餅を食べた♪
ディテールのリアリティがこの曲の持ち味ですが、片想いのリアリティはこのフレーズに一番良くあらわれていると思います。想う側は胸がいっぱいで食欲はありませんものね。
あと半分の行方は?という話題を良く耳にしますが、地元民には自明の疑問です。歌詞に「裏庭を抜けてお石の茶屋へ寄って」とあるように、梅が枝餅はテイクアウトだけでなくイートインもあるのです。正解は「お皿に半分残した」でしょう。
東風吹かば君は 何処かで想いおこしてくれるだろうか♪
私が思い出すのは「花より団子」の梅が枝餅です。
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