水中花:愛の水中花/1979
TVドラマ『愛の水中花』の主題歌。
これも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛♪
タイトルバックでナイトクラブのショーガール姿で歌う松坂慶子。シングルカットされたレコードがヒットして、歌番組にも同じスタイルで登場しました。
松坂慶子はこの後、女優としてスターダムを駆け上がりますが、個人的には『愛の水中花』を歌う姿にあか抜けなさを感じました。演出だったのかも知れませんが、何より「水中花」という言葉が時代遅れな気がしました。
私の子供時代、ホンコンフラワーやリボンフラワーといった造花のブームがありました。洋品店のウインドウや美容院の出窓は必ずと言っていいほど、造花で飾られていましたが、『愛の水中花』の時代には、鄙びた商店街の片隅で埃をかぶったままの造花が目立つようになりました。
乾いたこの花に 水をあたえてください♪
水中花は「水の中に封入した造花」を指しますが、当時の私がよく見かけたのは透明のアクリルに埋め込められたドライフラワーの装飾品で、*観光地の土産物や個人タクシーのシフトノブです。
(*タツノオトシゴが入ったキーホルダーの類)
シフトノブというのは車のギアレバーの先の把手ですが、当時はオートマチックの車は少なく、ボタンの無いマニュアル車のレバーのアクセサリーとして、タクシーやトラック等の営業車でよく見かけました。
造花といえば、当時の路線バスの運転席の脇には紫のガラスの一輪挿しがありました。バスの降車ボタンの照明が紫なのはその名残りだそうです。
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