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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/02/21
忘れモノ 〜歌の古道具〜
そのへんの記憶がどうも定かじゃないのよね♪

Author : Betty
▼忘れ物
作詞・森高千里/作曲・斉藤英夫
おふくろ:母に捧げるバラード/1973
海援隊のヒット曲。

「お母さん、今、僕は思っています」

荒井由実がファーストアルバム『ひこうき雲』で歌謡曲から生活の匂いを消して見せた年、リアルな博多の生活臭を漂わせた曲がヒットしました。ニューミュージックという名の演歌、『母に捧げるバラード』です。

母親の呼び方は世代や年齢、性別で変化します。ママが一般化したのは1960年代で、四方晴美のチャコちゃんシリーズの第一作『パパの育児手帳』(62年)ではママと呼んでいました。 歌謡曲でいえば、梓みちよの『こんにちは赤ちゃん』(63年)の頃です。

私は「おかあさん」派ですが、63年生まれの弟は「ママ」と呼んでいました。中学生になると「おかあさん」に変わりましたが、そこが男性と女性の違いで、男の子は思春期を迎えるとTPOで使い分ける度合いが大きくなります。

家では 「おかあさん」でも、外では「おふくろ」。「ママ」で通すには相当の覚悟が必要です。 男性歌手が「ママ」と歌うことは希で、前年にヒットした『ママに捧げる詩』を歌っていたのは、欧米人の少年ニール・リードでした。

『母に捧げるバラード』では、モノローグは「お母さん」なのに、歌詞は「おふくろ」、題名は「母」。武田本人は無意識だと思いますが、家庭内、人前、公式と使い分けています。

さらに言えば、母親のセリフでは「母ちゃん」で、幼い頃は「母ちゃん」と呼んでいたのでしょう。「おふくろ」に変わったのは青年特有のバンカラな照れがあったのでしょう。

時代はニューミュージック黎明期でしたが、「おふくろ」と「母ちゃん」が正直に同居する『母に捧げるバラード』は、フォークソング時代末期の優しくもバンカラな雰囲気が薫る曲です。
▼母に捧げるバラード

作詞・武田鉄矢/作曲・海援隊
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▼ママに捧げる詩



▼歌の古道具・目次
68 はしれちょうとっきゅう
68 ケメ子の歌
71 虹と雪のバラード
72 バス・ストップ
72 虹をわたって
73 恋のダイヤル6700
73 ふるさと
73 母に捧げるバラード
73 恋文
74 恋のインディアン人形
74 愛の迷い子
75 「いちご白書」をもう一度
75 ロマンス
75 前略おふくろ
75 北の宿から
75 スモーキン・ブギ
76 ギンザレッド・ウィウィ
77 飛梅
77 マイピュアレディ
77 あずさ2号
78 かもめが翔んだ日
78 プレイバックPart2
78 君のひとみは10000ボルト
78 シンデレラ・ハネムーン
79 アメリカン・フィーリング
79 Wake Up
79 愛の水中花
80 恋のバッド・チューニング
80 青い珊瑚礁
80 道化師のソネット
81 E気持
81 春咲小紅
81 フライディ・チャイナタウン
81 ルビーの指環
84 ハートのイアリング

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