昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
忘れモノ 〜歌の古道具〜
そのへんの記憶がどうも定かじゃないのよね♪
▼忘れ物
作詞・森高千里/作曲・斉藤英夫

コンビニエンスストア:シンデレラ・ハネムーン/1978

岩崎宏美のヒット曲。

いつでも二人は シンデレラ・ハネムーン♪
時間の限られた逢瀬を「午前0時が門限のシンデレラ」に例えているわけです。 おそらく1973年公開の映画『シンデラレラ・リバティ』にインスパイアされたのだと思います。

映画は水兵と港の売春婦のラブ・ロマンスで、「シンデレラ・リバティー」とは米海軍のスラングで「夜中の12時までの外出時間」を指します。当時、洒落た表現だと感心したものです。

最初に歌詞に使われたのは荒井由実のアルバム『COBALT HOUR』(1975年)の『少しだけ片想い』で、「真夜中の電話は世間ばなしばかり それさえ12時までシンデレラ・リバティー」と歌っていますが、メインテーマとして扱ったのは『シンデレラ・ハネムーン』が初めてだと思います。

シャッターおろす ばかりの店先で
花など買って ふざけたふりをする♪
当時、コンビニエンスストアが普及し始めた頃で、夜遅くまで開いているのは繁華街の花屋か薬屋くらいでした。

日ぐれにはじまるシンデレラ・ハネムーン♪
夜ふけに別れるシンデレラ・ハネムーン♪
セブンイレブンも開業(1974年)当初はその名の通り「午前7時から午後11時まで」でした。この歌の頃から終夜営業の店が増え、街は眠らなくなって行きます。

いつまでつづくの シンデレラ・ハネムーン♪
歌詞の二人は、おそらく不倫故に一緒に朝を迎えられないのですが、0時を過ぎても明るい街では門限に気付かず、破局の訪れは早まったかも知れません。

▼シンデレラ・ハネムーン

作詞・阿久悠/作曲・筒美京平
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