愛情モノ語り
お守りのように 大切にしていたの♪ |
▼ 愛情物語 作詞・康珍化/ 作曲・林哲司/唄・原田知世 |
接着剤
最初の出逢いは幼稚園時代。工作の時間に使ったのは大きな容器に入った、教室で共用の澱粉糊だった。おそらくヤマト糊だったと思う。家には黄色い容器に入ったフエキ糊があり、雑誌の付録の“のりしろ”には主にこれを使った。「主に」というのは、無いときは洗濯糊を使ったからだ。 昭和30年代。夏休みや正月に親戚の家へ遊びにいった時に「工作に糊を使いたい」というと、出てくるのは洗濯糊だった。ご飯粒で代用した事もある。 世の中には既に『セロテープ』があったのだが、工作に使うには躊躇した。「ずるい事をしている」気がしたのだ。現在、テレビの幼児向け工作番組では、粘着テープを頻繁に使用するが、当時の『なにしてあそぼう』(NHK教育)でテープを使う事は少なかったように思う。 小学校で使ったのはチューブ入りの澱粉糊。黄色いのはヤマト糊、青いのはフエキ糊だった。同時期にプラモデルに使う『セメダイン』という物を知るが、学校の工作で使ったのは3年生以降だったと思う。 『セメダインC』は黄色に黒のラベル、赤いキャップの先が針のように尖っており、それで開封するのだ。 即乾性なのが有り難く、ヒノキ棒を使った建築物の工作(6年生)では威力を発揮した。 小学校を卒業した年。日本初の固形スティック糊『ピット』と瞬間接着剤『アロンアルファ』が発売されたが、既に工作で遊ぶ年齢ではなく、ブラウン管の中では『できるかな』のノッポさんがせっせとテープを使っていた。 《余談》 フエキ糊の容器には思い出がある。昭和40年、『ケロッグ・コーンフレーク』(昭和38年発売)のオマケに“ゆかいな宇宙人シリーズ”というのがあった。 その中の火星人(タコみたいな)がいたくお気に入りで、家にあったフエキ糊の筒型容器(直径8cm位)の側面の窓を開けて家を造ったのだ。天井には豆電球の照明もつけた。昼間に部屋のカーテンを引いて点灯し悦に入ったものだ。 |
▼セロテープ ニチバンの登録商標。 昭和22年製造開始。 ▼なにしてあそぼう 1961〜1969 ノッポのお兄さん:高見映 クマのムーくん:声/松島みのり ▼セメダイン 昭和13年、セメダイン株式会社が『セメダインC』を発売。 ▼できるかな 1970 ゴー君: 高坂剛 1971〜 ノッポさん:高見映 ゴン太くん:井村淳 おしゃべり:つかせのりこ ▼ゆかいな宇宙人シリーズ ケロッグのオマケ>> ▼1960年代の懐かしいモノ・目次 水筒 リュックサック えんぴつ 接着剤 テレビ 赤チン 缶切り 牛乳びんの栓抜き ソフトクリームのスタンド 捻締錠 こたつの天板 トランプ類税証紙 林檎箱 枡 殺虫剤噴霧器 手拭い 物干し竿カバー 子供用食器 インキ消し ジンギスカン鍋 井戸の手押しポンプ ♀の十円玉 注射器 フランス人形 金魚鉢 米びつ 有料体重計 六一〇ハップ 腕時計のカレンダー クリスマスブーツ 二斤のカステラ 横断歩道と信号機 食パンケース タイムスイッチ アイスボックス 車の注連飾り 卓上星占い 昭和の生活コラム総合目次>> 昭和のエッセイ集トップページ>> |