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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/02/21
愛情モノ語り
お守りのように 大切にしていたの♪
▼ 愛情物語
作詞・康珍化/ 作曲・林哲司/唄・原田知世
二斤のカステラ
昭和37年放映のTVドラマ『泣いてたまるか』の第一回に「一人暮らしの主人公が、手みやげに貰ったカステラを手づかみで頬張る」シーンがある。

1960年代。カステラは我が家に届く手みやげの王様だった。長崎が近いという土地柄のせいだったかも知れないけれど、食生活が欧米化したものの、洋菓子に馴染めない世代も多かった時代にカステラの中庸が歓迎されたのだろう。

ドラマで渥美清が食べたカステラのサイズは二斤だった。カステラは幅10センチ、長さ25センチ位ものを一斤と呼ぶ。欣は重さの単位で、パウンドケーキみたいなものだが、カステラの斤は幅の違いとして売られる。

通常の手みやげは一斤や一斤半のものだったが、中元や歳暮といったハレの舞台には、桐箱入りの二斤のものが届いた。それが、いつの頃からか二斤の箱に一斤が二本入ってる事が多くなった。

たしか、70年代半ばに文明堂のカステラに「開封後の保存袋」が付き、カット済みの個装が登場した頃だったように思う。核家族化が進み、都市部では、お裾分けの慣習が失われ、大きなサイズをもてあますようになったのかもしれない。

ドラマでカステラを持参した上品な奥様は、二斤のカステラに格を求めたのだろう。贈り物に込めた思いがモノの大きさと釣り合っていた時代だった。
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