昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Apr.2004
愛情モノ語り
お守りのように 大切にしていたの♪
▼ 愛情物語
作詞・康珍化/ 作曲・林哲司/唄・原田知世
水筒

私が幼稚園に通っていた頃、毎日お世話になっていた水筒はポリエチレン製でブルーのチェック柄の帯、フタには小さな方位磁石がついていた。熱いお茶を入れると、柄の入った帯はフニャフニャになり、冷たいお茶を入れると汗をかくのだった。

家族で行楽に出かける時は水色の「象印魔法瓶」。自動販売機は少なく、コンビニも無かった1960年代。お弁当持参で出かけた先の売店では、ジュースやコーラは売っていたが、お茶は無かった。

缶飲料と自動販売機が普及した70年代に入り、ステンレスの魔法瓶が売り出されても、出先では駅弁屋で買う以外にお茶は手に入らず、水色の魔法瓶はずっと現役だった。

時は流れて80年代。私は実家を離れ、帰省した折に水筒持参で出かける機会が減ると同時に、どこでもお茶が手に入る時代になっていた。30数年の生涯の後半をキッチンの戸棚の奥で過ごした水筒は、数年前に実家を新築した際に処分されたらしい。

今、我が家にはステンレスの水筒しかないけれど、ふと中を覗き込んだときに、遠い夏の日の陽射しにキラキラと揺れていたガラス瓶の底を思い出す事がある。
▼ステンレス魔法瓶
1978年、ステンレス魔法瓶を日本酸素が開発。

▼缶入り緑茶
85年、伊藤園が世界初の缶入り緑茶を発売。

▼缶入り飲料
平成12年度に作られた飲料缶は353億本。国民一人あたり281本になる。

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