ジャングル大帝 1965
『色無しの 家庭に優し 白き獅子』
♪ウチのテレビにゃ色がない〜隣のテレビにゃ色がある〜
『ジャングル大帝』は日本で初めてのカラー・アニメ。番組提供はサンヨー電機だった。当時のカラーテレビは高値の花で、ウチも白黒テレビだったが、主人公のレオは白なので少しは救われた気がしたものだ。
【ストーリー】
ジャングルの王、白いライオン、パンジャの遺児レオは父の遺志を継ぎ、ジャングルの平和を守るために戦う。自然と文明社会、生命の在り方を描いた大河ドラマ。
小学校へ入学するときに買ってもらった筆入れは『ジャングル大帝』のキャラクター商品だった。サンスターのものだったと思う。虫プロの金色のライセンスシールが貼られていた。
放映時は大変な入れ込み様で、数年前に実家の物置を整理していたら、学校の答案用紙の裏に筆入れのプリントを真似て描いたものが何枚も出て来た(テストの時間中に描いた絵に先生がハナマルをつけてくれていて、嬉しくなってしまった)。
そんなある日、学校の階段の踊り場に子供新聞が張り出してあり、新番組『新ジャングル大帝 進めレオ!』の記事が掲載されていた。
「レオは結婚して、子供の名前はルネとルッキオ。逆さまに読むと《寝る》と《起きる》・・」
ふ〜ん・・・天啓が訪れた。レオは《俺》、パンジャは《ジャパン》!! 井戸水に手を触れて初めて言葉を発したヘレン・ケラーの如く歓喜に満ちあふれたものだ。後に、江崎玲於奈博士がノーベル賞を受賞したときに、レオはライオンを意味すると知ったが・・
TV版のラストは原作と異なる。TV版は雄大なオープニングが作品の総てを包み込み、漫画版はラストの1ページがこの作品の総てを表現していた。日本から想うアフリカは果てしなく遠い時代だった。