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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/02/21
マンガ細事記
『憧れの 君は届かぬ 箱の中 』 テレビまんが歳時記。
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妖怪人間ベム 1968

『ベムよりも げに恐ろしき 人の業』

BEMとはBug Eyed Moster。ベロが鏡に映る自分の姿のあまりの醜さに驚く場面があるが、その姿を知るや恩を仇で返す人間こそが醜い。

【ストーリー】
19世紀初頭、一人の学者が正しい心を持った人口生命を作る研究をしていた。学者は研究半ばにして亡くなり、永い年月が過ぎた後、実験室の壷の中に残された培溶液から三つの生命が誕生した。それは醜い姿の怪物だったが、様々な超能力と正義の心を持っていた。異端であるが故に迫害を受けながらも「人間になりたい」一心で人間の為に戦う。

怪獣ブームが一段落した頃、私たち子供に妖怪・怪奇ブームが訪れた。当時の少年誌には『ゲゲゲの鬼太郎』、『どろろ』、『猫目小僧』が連載されていた。猫目小僧ガムの立体シールは女子にも人気があった。

テレビでは実写の『悪魔くん』が最初だったと思う。アニメーションでは『ゲゲゲの鬼太郎』。続いて『河童の三平』、『怪奇大作戦』、『妖怪人間ベム』がほぼ同時期に放映された。

『妖怪人間ベム』は異色だった。怪奇物とはいえ通常は主人公に支持者がいるものだが、ベム達は誰にも愛されず孤独だった。ベム、ベラ、ベロの3人が家族ではないのに血縁であるかのような設定は、話に膨らみをもたせる為だけではなく、一人ではあまりに寂しすぎるからだろう。

彼らは「人間になる」ことを夢見て戦い続けるのだが、「どうすればなれるのか? 誰が約束したのか?」が番組内で提示された記憶がない。最終回では見ているこちら(人間)が見捨てられたような気がした。

主人公が徹底的に不遇であるという希有な物語にも、当然ながらスポンサーがついていた。同じスタッフの前作『黄金バット』は大塚グループとロッテだったが、『ベム』も同じふだったと思う。

今なら食品メーカーのスポンサーは、作品の内容の良さとは別の次元の理由で、つかないだろうが、明るく健康なイメージのカルピス劇場の最初は手塚治虫の『どろろ』だった。

そんな鷹揚な時代に、これらの名作が誕生したのだが、現在は*放送コードに触れるのか、地上波で放映される事がないのが残念だ。


[主題歌・歌詞]
闇にまぎれて生きる 俺たちゃ妖怪人間なのさ〜

妖怪人間ベム
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▼妖怪人間ベム
フジテレビ系
1968年10月7日〜1969年3月31日

▼悪魔くん
1966〜1967年  NET 原作:水木しげる

▼河童の三平 妖怪大作戦
1968年10月4日〜1969年3月28日  NET
金曜19:30〜20:00

▼怪奇大作戦
1968年9月15日〜1969年3月9日 TBS系
日曜19:00〜19:30
▼マンガ細事記・目次
63 鉄腕アトム
63 狼少年ケン
63 エイトマン
64 0戦はやと
64 ビッグX
64 少年忍者風のフジ丸
65 遊星少年パピイ
65 スーパージェッター
65 W3 ワンダースリー
65 ジャングル大帝
65 オバケのQ太郎
66 ハリスの旋風
66 おそ松くん
66 がんばれ!マリンキッド
66 レインボー戦隊ロビン
66 遊星仮面
66 魔法使いサリー
67 パーマン
67 冒険ガボテン島
67 ピュンピュン丸
67 キングコング 親指トム
67 かみなりぼうやピッカリビー
67 おらぁグズラだど
67 マッハGoGoGo
67 ドンキッコ
67 リボンの騎士
68 ファイトだ!!ピュー太
68 アニマル1
68 ゲゲゲの鬼太郎
68 怪物くん
68 妖怪人間ベム
68 あかねちゃん
68 巨人の星
69 ひみつのアッコちゃん
69 ハクション大魔王
69 もーれつア太郎
69 ムーミン
69 タイガーマスク
69 アタックNo.1
69 紅三四郎
70 キックの鬼
70 昆虫物語みなしごハッチ
70 いなかっぺ大将
70 のらくろ
71 アンデルセン物語
71 ど根性ガエル
73 荒野の少年イサム
73 新造人間キャシャーン
75 ラ・セーヌの星
75 一休さん
▼小説ヒーローの憂鬱
金田正太郎1963
早田進1968
鏡あつこ1973
東一郎1980
▼マンガ細事記別館
昭和のマンガ・Youtube動画
▼その他のTVの話題
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