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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/04/01
陽のあたらない名車列伝
幻の自動車雑誌、ニ亥社『カークラシック』の記事から、忘れ去られた名車を発掘する。


Author : Jack
トヨタ 1600GT 1967年
カナダのモントリオール万博に出展された"TOYOTA EXPO"が,東京モーターショーに展示された.トヨタ2000GTの弟分にあたる流麗なクーペのデザインは,イタリアのベルトーネの手によるもので,ヤマハ製の新開発V型4気筒エンジンを積む.

ミッドシップに見えるボディは,コロナのシャーシをベースにしたもので,実際は2+2である.市販されれば,量産化に向けて準備中のいすゞ117クーペのライバルになるものと思われる.

*以上、カークラシック別冊1967年モータショー特集より抜粋。文中の句読点「,.」は原文ママ。

【解説】
大阪万博の広報を兼ねて計画され、日本の国際性をアピールする為にデザインは敢えてイタリアへ発注されたという。

軽量なコロナがベース故、117クーペと比較してスポーティに仕上がっていた。エンジンはフロントミッドシップを実現する為に、前後長の短い狭角V4レイアウトが採用された。ツインチョーク・ウェーバー2基で120psを誇った。

ホイールは3年後の大阪万博のシンボルマークをあしらったデザインで、レセプションでは同一デザインのリコー製腕時計が配られた。エンブレムは2000GT同様、七宝製だった。

市販化が期待されたが、実際に販売された1600GTはコロナのボディに直列4気筒エンジンを搭載したものになった。いすゞ117の不振に、商売優先のトヨタが二の足を踏んだ為といわれる。

大阪万博が開催された1970年には発売されたセリカには、幻の1600GTの面影があり、Cピラーのエアスクープ風ガーニッシュにDNAが受け継がれたという。


次回予定
コンテッサ・ゴルディーニ

この記事は実在の人物・商品・団体名を使用していますが、フィクションであり、事実とは異なる記述が含まれています。
スカイラインGTR 240
車名:トヨタ1600GT 型式MF5
会社名:トヨタ自動車(株)
車種・用途 :乗用
機関:V4 DOHC
排気量:1588cc 120ps/6400rpm
変速機:5MT 駆動方式FR

▼ヤマハ製狭角V4エンジン
スカイライン2400GT

▼ノベルティの腕時計とエンブレム
スカイラインGTR 水平対向エンジン


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