陽のあたらない名車列伝
幻の自動車雑誌、ニ亥社『カークラシック』の記事から、忘れ去られた名車を発掘する。 |
![]() Author : Jack |
ホンダ シビック・カルテット 1976年
シビックの大ヒットで起死回生を果たしたホンダは,アコードから始まる新ラインナップ計画を発表した.アコード(和音・和声),プレリュード(前奏曲),バラード,クイント(五重奏)・・・そして,今回発売されたのがカルテットである.四重奏という名のシビックは,その名の示す通り四輪駆動で,オールマイティなレジャーカーを目指したと言う. バモス,ステップバンと新境地へチャレンジして来たホンダだが,果たして三度目の正直となるか・・・ *以上、カークラシック1976年5月号より抜粋。文中の句読点「,.」は原文ママ。 【解説】 シビック3ドアをベースにビスカスカップリングでフルタイム四輪駆動化。 エンジンはアコード用の1600ccを搭載。ボディパネルは共通だが、リフトアップされ、アンダーガードが追加された。リアに背負ったスペアタイアが外観上の特徴。 ディーラーオプションでブリジストンのラリー専用ラジアルRD302が用意されたが、積雪路もアイスバーンでなければノーマルタイアで十分な走破性を発揮した。 CMはレナウンの『シンプルライフ』とタイアップ。モデルはピーター・フォンダ、CMソングはオリビア・ニュートン・ジョンの『カントリーロード』が起用された。 四輪駆動乗用車は富士重工のレオーネに次ぐ二番目。フルタイムはアウディクワトロの登場より4年早かった。当時はRV市場が成熟しておらず、早すぎた誕生は自らの寿命を縮める結果となった。 ホンダは1979年に英国BLMC社と提携。欧州ではランドローバー・ミニとして販売され、一部の愛好家から支持されたが、燃費が悪く高価で、小型車としての合理性に欠ける為、商品としては失敗だった。 2代目シビックのラインナップからはずされ、この失敗からホンダは4WDには消極的になった。 後のゴルフ・シンクロ、カントリ-に影響を与えたといわれる。 次回予定 日産セドリック・プリンセス この記事は実在の人物・商品・団体名を使用していますが、フィクションであり、事実とは異なる記述が含まれています。 |
![]() 車名:シビック・カルテット 型式SB-Q 会社名:本田技研(株) 車種・用途 :乗用 機関:直4 OHC 排気量:1599cc 82ps/5300rpm 変速機:5MT 駆動方式4WD 最高速度:140Km/h ▼4WDメカニズム ![]() 【幻の名車列伝】 マツダ・キャロル・ロータリー 本田・S1300 本田・シビック・4WD 本田・ステップバン1500 日産・セドリック・クーペ 日産・ミッドシップ・チェリー 日産・スカイライン240GT−R トヨタ・1600GT ホープスター・FC360 いすゞ・フローリアン・ロータス 日野・コンテッサ・1300G 【子供時代の自動車レポート】 マツダR360クーペ 昭和36年 フォード・タウヌス17M 昭和40年 コルベット・スティングレイ 昭和40年 マツダ・キャロル360 昭和41年 ダットサン・ブルーバード 昭和41年 日産セドリック 昭和42年 日野コンテッサ900 昭和43年 三菱コルト800 昭和44年 いすゞヒルマン・ミンクス 昭和45年 【車にまつわるエッセイ】 デラックスとドルックス シャルマンとルマンド パブリカとCの法則 赤いトラクターとブルーバード 昭和の車グラフィティ目次 昭和のエッセイ集>> |