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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/04/01
陽のあたらない名車列伝
幻の自動車雑誌、ニ亥社『カークラシック』の記事から、忘れ去られた名車を発掘する。


Author : Jack
ホンダ S1300 1969年
本田技研は4月15日,昨年の東京モーターショーで注目を集めた1300セダンを5月下旬発売と記者発表し,7月のロンドンショーに出品予定のスポーツカーの資料を公開した.

セダンのエンジンとドライブトレインを前後反転してミッドシップに搭載する,オープン2シーターで,プロトタイプはイタリアのベルトーネで製作された.

CVキャブ4連装のエンジンはセダンの高性能版に搭載予定のものだが,排気量を1500ccまで拡大し,燃料噴射も検討されているという.

*以上、カークラシック1969年5月号より抜粋。文中の句読点「,.」は原文ママ。

【解説】
1968年の東京モーターショーでデビューしたホンダ1300は、クラスを超えた驚異的な動力性能で注目を浴びたが、特異な二重空冷のエンジンの重量で操縦性にバランスを欠き、販売は予定から遅れ半年後に発売された。

翌年の秋に発売予定だったスポーツカーは、当時のホンダが『走る実験室』と称したサーキットでのレース活動で、R1300として先行開発を行なった。

ところが、実力を発揮し始めた矢先に事故で炎上してレーサーが死亡。奇しくも、独創的な空冷F1、RA302と同じ轍を踏むことになった。

その後、ホンダワークスとしてのレース活動は終了し、1300シリーズの不振もあって、S1300の発売は延期となった。

オイルショック、排ガス規制という時代の波を、次世代のシビックは先頭を切って乗りこなしたが、S1300は波に飲まれ、二度と浮上することは無かった。

次回予定 日産セドリック・プリンセス


この記事は実在の人物・商品・団体名を使用していますが、フィクションであり、事実とは異なる記述が含まれています。

ホンダ S1300
車名:ホンダS1300 型式AS1300
会社名:本田技研(株)
車種・用途 :乗用
機関:直4 OHC
排気量:1298cc 125ps/7800rpm
変速機:5MT 駆動方式MR

▼DDACエンジン ホンダ1300エンジン

▼ホンダR1300
ホンダR1300
S1300同様、リアフェンダー上部に冷却用のダクトが設けられている。


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