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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/02/21
眠れぬ夜
眠れない夜と雨の日には 忘れかけてた愛がよみがえる♪
70年代の読書メモ。
▼眠れぬ夜
作詞・作曲/小田和正/唄・オフコース
トーマの心臓/萩尾望都 1974年読了
高校時代、授業中に机の下を廻って来たコミック本に心を奪われた。萩尾望都の『トーマの心臓』。

冒頭、14歳の少年トーマはいきなり陸橋から墜落死する。「これは僕の愛、これは僕の心臓の音」。遺書のあて先はシュロッターベッツ・ギムナジウムの同級生、ユーリ。そのメッセージの意味は・・

男子校が舞台の愛の物語といえば、いわゆる「少年愛」に聞こえるが、ここで語られるのは普遍的な愛だ。読者(少女)にとって、14歳の少女のような少年は異性ではなく、自分の分身みたいなものだ。自己愛の物語とも言える。

ゆえに、物語は抽象性の高い非日常の世界でありながら、作中人物の感情の機微が身近に感じられるものとなっている。

トーマの心臓「そんな奴はおらんやろ」という世界であるがゆえ、時の流れに色褪せることない名作・・・というような事は何度も読み返したあとで思ったことで、最初は話の面白さと洗練された画風が気に入ったのであった。

『トーマ』の次に回覧されたのが『ポーの一族』で、虜になった私は『萩尾望都作品集』(小学館プチコミックス 77年発刊)の発売日を心待ちにして、貪るように読んだものだ。

画像は当時、私が描いて学園祭で売った10円しおりの売れ残り。著作権法違反だが時効だろう・・・
トーマの心臓
トーマの心臓・書籍情報>>

『少女コミック』1974年19〜52号に連載。


▼眠れぬ夜・目次
トーマの心臓
アクロイド殺人事件
ガラスの仮面
白い本
ティファニーで朝食を
ペーパームーン
スターキング
太陽がいっぱい
ニーナの日記
セゾン・ド・ノンノ/パリ大地図帳
リーダーズダイジェストとフェーマススクールズ
成吉思汗の秘密
知的生産の技術
お楽しみはこれからだ
すてきなあなたに

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