昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Aug.2006
眠れぬ夜
眠れない夜と雨の日には 忘れかけてた愛がよみがえる♪
70年代の読書メモ。
▼眠れぬ夜
作詞・作曲/小田和正/唄・オフコース

ペーパームーン/新書館 1976年3月創刊

ティーンエイジャーの私は他人と違う事をするのが好きで、同世代にとってはマイナーな雑誌にも目を通していた。*『宝島』、『花椿』、『MAD』、『ペーパームーン』等々。 (*当時は読み物中心のサブカルチャー雑誌)

なかでも1976年創刊から78年にかけて10号で終わった新書館の『ペーパームーン』を知る人は少ないと思うが、短命だっただけに時代の足跡が色濃く残っている。

寺山修司、落合恵子、中井英夫、林静一、伊東杏里、入江麻木、萩尾望都、青池保子、竹宮恵子、山岸凉子、岸田理生、四谷シモン・・といった執筆陣からわかるように、少女漫画以上純文学未満、《お耽美》風味のグラフィカルな文芸誌といった感じだった。

創刊号の表紙は宇野亜喜良、2号からは*ペーター佐藤(佐藤憲吉)が描いている。 (*ひと頃、ミスタードーナツのビジュアルを担当していた)

当時、書店の同じ棚に並んでいたサンリオ出版の『詩とメルヘン』と異なり、読者参加のページは僅かだったが、詩の*投稿ページがあったと思う。『能筆少女』という題名の作品が達者で、瑞々しい言葉遣いに感心した憶えがある。
(*記憶違いだったらごめんなさい)

『ペーパームーン』の休刊から間もなく、ネアカ・ネクラが流行語となり、10代の少女向けの雑誌*『オリーブ』が創刊された。時代は「内面はどうあれ、明るく元気」が求められる80年代へ向かっていた。


《余談》
雑誌名の『ペーパームーン』は74年公開の映画『ペーパームーン』にちなんだ物だろう。同時期のポップシンガー大橋純子のアルバムタイトルにも使われている。

▼ペーパームーン創刊号
ペーパームーン 新書館

▼ペーパームーン '77年8月号
ペーパームーン 新書館
林静一「憂鬱なモモ子」 内田善美「妖精王の騎士」萩尾望都「かくれんぼ詩集」 寺山修司「赤糸で縫いとじられた物語」

▼宝島 '75年10月号
宝島
特集
マリワナについて陽気に考えてみよう「知覚の扉を叩け!」マリファナ反対者たちは骨折り損に終わった/植草甚一

▼MAD magazine '74年/米国
MAD magazine
巻頭パロディ:タワーリングインフェルノ


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