眠れぬ夜
眠れない夜と雨の日には 忘れかけてた愛がよみがえる♪70年代の読書メモ。 |
▼眠れぬ夜 作詞・作曲/小田和正/唄・オフコース |
アクロイド殺人事件/アガサ・クリスティ 1974年読了
高校時代に、はまったアガサ・クリスティ。 『刑事コロンボ』の影響で、推理小説を読んでみようと思ったのがきっかけだった。当時、ミステリという言葉は今ほどポピュラーではなく、推理小説と表現されるほうが多かったように思う。本屋では『ミステリマガジン』が『SFマガジン』と一緒に何故か『SMマガジン』と仲良く?並んでいた。 それまでクリスティの名を知らなかった私が『アクロイド殺人事件』を手にしたのは、創元推理文庫の解説目録に「推理小説の女王の代表作、古典の傑作、驚愕の結末」等と紹介されていたからだ。 インターネットの無かった時代に、自宅に居ながらにして本を選べる「文庫本の解説目録」は重宝した。書店のカウンターに「ご自由におとりください」と置いてあったが、「定価10円」と表記されていたのが不思議だった。宣材ではなく商品なら、書籍の流通ルートに乗るからだろうか? さて、『アクロイド殺人事件』 。結末は小説作法として二度と同じ手は使えないトリックで、出版された当時は賛否両論だったそうだ。私は、なんの予備知識も無かったので、素直に楽しめた。 トリック云々は別にしても、名探偵エルキュール・ポワロのキャラクターが素晴らしく、以後、ポワロの登場する作品を文庫本で手に入る限り読んだ。 そして、ポワロ最後の作品『カーテン』でリアルタイムの発行(1975)に追いついて間もなく、クリスティの訃報が届いた。 |
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