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昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Updated 2009/02/21
めもあある図書館
クオレ クオレ あなたは憶えていますか♪
読み返せば消えてしまう記憶の図書館。
▼水曜日のクオレ/山口百恵
作詞・阿木燿子/作曲・来生たかお

当時の記憶を元に書いています。 実際の内容と異なる場合があります。
家なき子 エクトル・アンリ・マロ/読書期間1961〜

講談社の絵本に収録。

私の子供時代の絵本の特徴は画風だ。今はアニメのお下がりのような小綺麗だが素っ気ないセル画風のモノが増えたが、当時の絵本は戦前の日本画家が描いていた時代の名残で、重厚な絵柄が多かった。

私が持っていた『家なき子』は『桃太郎』を思わせる画風で、お供に犬や猿がいるのも手伝って、おばあちゃんが作った洋食といった風情だった。

お話は極端なダイジェスト版で、あっけなく終わってしまうのだが、家なき子レミが瞼の母ミリガン夫人と出会う場面がずっと頭の中に残っていた。

レミはミリガン夫人から遊覧船白鳥号に招かれるのだが、レミをもてなす夫人の持つお盆の上に載っているお菓子が気になって仕方がなかったのだ。

トレイじゃなく、お盆と呼びたくなる絵に描かれていたのは、小型の今川焼きか月餅のようなお菓子だったが、西洋に饅頭は無いだろうと思って、遠い異国に想いはせたものだ。

絵本を卒業する年齢になると、「あれは画家が想像で描いたもので、きっと海外へ行った事がなかったに違いない」と納得したが、大人になって実在のお菓子に対面することになった。

ケンタッキー・フライドチキンのビスケットだ。まさにあのお菓子で、イギリスではスコーンと呼ばれているものだ。20年の旅を経て瞼の母に出会えたわけだ。
▼講談社の絵本ゴールド版
家なき子
昭和35年7月号 定価120円
家なき子: 絵・加藤まさを 文・岩崎純孝
詩:与田準一
おじいさんと三にんのおむこさん:文・川崎大治 絵・鈴木未央子
あこちゃんのたんじょうび:文・宮下正美 絵・黒崎義介
びっくりばこ:茨木啓一
たのしいたなばた:工作・木山木呂古
きつねのたいこ:文・平井芳夫 絵・鈴木寿雄

▼戦前の復刻版

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