昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Oct.2005
めもあある図書館
クオレ クオレ あなたは憶えていますか♪
読み返せば消えてしまう記憶の図書館。
▼水曜日のクオレ/山口百恵
作詞・阿木燿子/作曲・来生たかお

当時の記憶を元に書いています。 実際の内容と異なる場合があります。

ちびくろさんぼ /読書期間1963〜

絵本に出てくる美味しそうな食べ物といえば? 昭和40年代以降に生まれた方は*『ぐりとぐら』のカステラをあげるかも知れないが、私の世代では『ちびくろさんぼ』のホットケーキ(パンケーキ)じゃないだろうか?(*1967年初版)

“ちびくろ・さんぼ”はある日、母親に赤い上着と青いずぼんを作ってもらい、父親に緑色のかさと紫色のくつを買ってもらう。ところが、散歩にでかけたジャングルで次々に虎と出くわし、命と引き替えに身ぐるみ剥がされてしまう。戦利品を自慢しあう虎たちは喧嘩をはじめて・・

『ちびくろさんぼ』のオリジナルは、英国人ヘレン・バンナーマンが植民地時代のインドに滞在中に、離れた避暑地で暮らす娘たちのために手作りした絵本。出版社が版権の管理を怠った為に改作が多く出まわった。

日本でも数多く出版され、有名なのは最近復刻された*岩波版だが、私の記憶にあるのはこの本ではない。(*米国版のアフリカの黒人風の挿し絵)

誰もが覚えている箇所は「虎が溶けて出来たバターでホットケーキを焼く」エピソードだろう。バターはとても美味しそうだったけれど、当時の私にはバターでホットケーキを作るというのがピンと来なかった。

バターは焼いたホットケーキに乗せるもので、粉にまぜる物とは知らなかった。我が家ではホットケーキは市販の『ホットケーキミクス』を使い、洋菓子を小麦粉から手作りする習慣はなかったのだ。

数年前、『どっちの料理ショー』で『とら焼き』(どらではない)なるものがあるのを知って、あっ!『ちびくろ・さんぼ』のホットケーキだ!と思った。バターは使わないけどね。

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