昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Apr.2008
ビューティフルネーム
呼びかけよう名前を すばらしい名前を♪
▼ビューティフルネーム
作詞・良橋陽子&伊藤アキラ
作曲・タケカワユキヒデ/唄・ゴダイゴ
イェイェ(イエイエ)/1967年

ドライブウェイに春が来りゃ イェイェイェ イェイイェイ♪

同世代でこのCMを知らない人は少ないだろう。映像のディテールは憶えていなくても歌は口ずさめるはずだ。それほど強烈な印象があった。

イェイェ(イエイエ)はレナウンの婦人服ブランドだが、元はロックの影響を受けたシャンソンに由来し、1960年代にパリで流行ったティーンエイジャーのファッション風俗の名前でもある。

CMソングの「ワンサカ娘」は弘田三枝子が歌っていたが、当時のフレンチポップスのアイドル、シルヴィー・バルタンのカバーバージョンもあった。この辺は当時小学生だった私より上の世代が詳しいだろう。

ネット上には音楽としてのイェイェ(イエイエ)や、CMについての記述は多いが、商品としてのイェイェについての情報は無に等しい。対象となった当時の20才前後の女性がネットに縁遠いせいかも知れない。

イェイェ(イエイエ)はトップとボトムの組み合わせて、何通りにも着回しができるニットの商品群で、カラーバリエーションを売り物にしていた。移り変わりの激しいファッション界でいつ頃まで存在したのかは不明だが、少なくとも70年代末まではニットファッションとして存在していたと断言できる。

なぜなら、実際に手にとってみた事があるからだ。私が学生だった78年にワゴンセールで安売りしているのを見つけた。ノースリーブ、ボートネックのプルオーバーが500円だった。値段にも驚いたが、とうの昔に無くなったものと思っていたイェイェ(イエイエ)が現役なのが、生きた化石のように思えた。

売っていたのは、デパート系列のスーパーの衣料品売り場で、若い人向けのお洒落な店ではなかった。当時のファッションはDCブランド全盛期へ向かっていて、大手メーカーの若者向けの既製服は魅力を失いつつあったように思う。

翌年の春に、雑誌『アンアン』がリニューアルされ月三回発行になった。元々アンノン族と一括りにされながらも『ノンノ』とは志向が違っていたのが、さらに差別化された。

特集は「ペチコートで街を歩けますか」。アンアン創刊('70)前からニットカジュアルを守り続けたイェイェ(イエイエ)とは別世界だった。
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▼新an・an 1979/5/21号



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