昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Feb.2008
ビューティフルネーム
呼びかけよう名前を すばらしい名前を♪
▼ビューティフルネーム
作詞・良橋陽子&伊藤アキラ
作曲・タケカワユキヒデ/唄・ゴダイゴ
帝人パピリオ/1974年

jaco jaco jaco ma petite jaco ♪

シャンソン風の*曲をバックにパリの石畳を颯爽と歩く若い女性。パピリオ『ジャコ』のCMは、午後9時頃に洋画劇場の始まる前にスポット的に流れていたと思う。(*歌詞は記憶によるものです)

化粧品のキャンペーン合戦が激化し、タイアップの楽曲がヒットするのは70年代後半で、大半は資生堂かカネボウ。ポーラ・バリオの『私のハートはストップモーション』は例外的なヒットだった。

ジャコのCMが印象に残っているのは、キャンペーンソングが少なかった時代のせいもあるが、『帝人パピリオ』という聞き慣れない名前が気になったからだ。

だけじゃない テイジン!
テイジンは持株会社だが、帝人(帝国人絹)の名が示すように、元々は繊維メーカーだ。当時すでに多角経営で、74年にパピリオを買収して帝人パピリオを設立した。パピリオのTVCMが増えたのは帝人が資本参加して以降のように記憶している。

帝人は自社のブランドに思い入れが強いのか、同年に設立したスウェーデンの自動車メーカー『ボルボ』の正規代理店も日本ボルボやボルボ・ジャパンではなく、『帝人ボルボ』だ。

個人的には帝人という文字や音は一般消費者には向かないと思うのだが、帝人にしてみれば、東レ(東洋レーヨン)やクラレ(倉敷レーヨン)と同じ感覚なのかも知れない。化粧品のブランドとしては、同じ繊維業界出身のカネボウ(鐘ヶ淵紡績)に対抗意識もあったのだろう。

帝人パピリオは1987年にアサヒペンに買収された後に消滅。帝人ボルボは86年にボルボ100%出資の『ボルボジャパン』に権利が移管した。帝人という冠はバブル時代の泡と消えた。


《余談》
化粧品には販促の為の消費者組織があり、メーカー毎に独自の名前がついている。資生堂は「花椿会」、カネボウは「ベル会」、コーセーは「カトレア会」、マックスファクターは「マックスファクタークラブ」。パピリオは「アミドオル会」だった。
▼パピリオ化粧品のカタログ
パピリオ
▼アミドオル会記念品のパッケージ
ケロヨン
▼私のハートはストップモーション

▼帝人ボルボのフロアマット


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