昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン
Update: Aug.2007
ビューティフルネーム
呼びかけよう名前を すばらしい名前を♪
▼ビューティフルネーム
作詞・良橋陽子&伊藤アキラ
作曲・タケカワユキヒデ/唄・ゴダイゴ
シャンメンと佐藤祐介/1975年

「今〜なんどきですか?」「ハイ ラーメンどっきっよ!」

ハウス食品が『シャンメンしょうゆ味』で即席麺業界に参入したのは1973年。後発だけあって、CMはしつこいほど流れていた印象がある。

シャンメンの語源は不明だが、香麺と書くのではないだろうか? 同じくハウスの『王風麺(ワンフーメン)』と共に、意外に少数派の中国発音のネーミングだ。

「わたし、作る人」「僕、食べる人」
シャンメンを有名にしたのは、「男は仕事、女は家事・育児という従来の性別役割分業をより定着させるもの」と、物議をかもした75年のCMだろう。作る人は結城アンナ、食べる人は 佐藤祐介だった。

制作サイドは女性蔑視の意図はないとしたが、結局放送中止になった。個人的な感想としては、男性(少年)は客という設定だし、佐藤祐介は母性本能をくすぐるタイプで、結城アンナは世話女房タイプなので自然に見えた。

当時の佐藤祐介はナイーブな美少年として売り出し中で、役者になる前は資生堂『シフォネット』のCMで綺麗なお姉さんに憧れの視線を送るといった役をやっていた。

CM制作の責任者は問題になるとはまったく思っていなかっただろう。当時40歳代とすれば、世代的に家事は全て女性の仕事だというのが普通の感覚だからだ。

問題なのは、あれから30年以上経った今の「毎年、妻の誕生日に洗濯機を掃除してあげる」という洗剤のCMだ。洗濯機は一般的に妻の趣味の為に使うモノではない。掃除は普段相応に負担するべき事で、誕生日にしてあげる事ではないだろう。

“いい人”の草なぎ剛を使っているのは、洗濯機の掃除は「優しい夫の善意」という認識だろう。無意識の「僕、食べる人」より罪は深い。
▼ハウス・シャンメンのCM
ハウス・シャンメン

▼シャンメン・しょうゆ味
シャンメン・しょうゆ味

▼資生堂73年秋のキャンペーン
資生堂73年秋のキャンペーン
資生堂73年秋のキャンペーン
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